スティックドリフトテストの使い方と結果の見方
スティックドリフトテストは、左右のスティックから手を離した状態を3秒間記録し、中心からのずれを測るテストです。左右は同時に測り、結果を別々に表示します。ゲーム内で視点やキャラクターが勝手に動く症状が、コントローラーの入力として残っているかを確かめられます。
1回の測定では、スティックごとに中心からの距離を集計し、95パーセンタイル、平均、瞬間最大を求めます。瞬間の揺れだけで判断しないよう、継続して残るずれを示す95パーセンタイルを主な判定値にします。平均と最大は、その値がどこから来ているかを読むための補助です。
判定に使えるのは、60件以上のサンプルが取れた測定です。それに満たない測定は、判定せずにデータ不足と表示します。判定は、ブラウザが受け取った軸の値に基づきます。
画面の2つの円には、左右それぞれのX・Yの値をそのまま描いた点が表示されます。点が中心の周りで細かく揺れるのは、受け取る値がわずかに変動しているためです。その揺れの大きさを、数値の平均・95パーセンタイル・最大で比べます。
結果の欄には、左と右それぞれの95パーセンタイルのほか、平均、瞬間最大、測定サンプル数が並びます。平均は左右の平均値、瞬間最大は左右のうち大きい方の値です。最初にサンプル数が60件に届いているかを見て、届いていなければ測り直します。
正しく測るための手順
- コントローラーを平らな台に置きます。膝の上など揺れやすい場所では測りません。
- ゲームパッドテストで、左右スティックの軸が動くことを先に確かめます。画面に標準配置(standard)でないという注意が出た場合は、軸の並びが機種ごとに違うため、その注意を読んでから結果を解釈します。
- 測定を開始する前に、スティックを円を描くように2〜3回動かし、手を離して自然に中心へ戻します。
- 「測定を開始」を押したら、スティックにも本体にも触れず、3秒間待ちます。測定中は進行バーが進み、「測定中…」と表示されます。
- 左右の結果は別々に読みます。片方だけ95パーセンタイルが高い場合は、その側のスティックに絞って、同じ測定を繰り返します。
- 結果が出たら、同じ条件で3回ほど測り直し、左右のどちらの95パーセンタイルが毎回高く出るかを見ます。測定中にタブを切り替えると測定は中断されるため、そのときは最初からやり直します。
よくある質問
なぜ3秒間手を離すのですか?
3秒の間に60件以上のサンプルがそろった場合にだけ判定するためです。スティックに触れると値が変わり、手を離した状態の中心ずれを読めなくなります。測定の途中で手を動かした場合は、その結果を使わずに測り直してください。コントローラーの信号が0.5秒以上途切れた場合も、測定は中断として扱われます。
95パーセンタイルとは何ですか?
測定中に取得した値を小さい順に並べたとき、95%の位置に来る値です。一瞬だけ大きく振れた値の影響を抑え、継続して残るずれを見るための比較値です。平均や瞬間最大とは別に表示します。判定では、左右のうち大きい方の95パーセンタイルを使います。平均と最大は、同じ測定の中で95パーセンタイルと並べて読みます。
ゲームでは動くのに、ここで「正常」なのはなぜですか?
このテストの「正常」は、ブラウザが受け取った中心入力に対する判定です。ゲーム内で動く場合は、同じ場面を数分間試して動く方向を記録し、そのゲームのデッドゾーン設定や感度を確認してください。ゲーム側の設定を変えたら、このテストも同じ条件で測り直すと、変化を比べやすくなります。